仕事と人を知る

本支管維持管理

私たちの足元には、
想像もしない面白さが眠っている。

本支管維持管理

Koji Honda

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1日10現場。すべて違う、「地下」が見える。

道路の下って、何があるんだろう。と、思ったことはありませんか。ガスや上下水道などたくさんの管はどこにあるのだろう、とか。電柱をなくして地下に埋めるなんてどうやるのかな、とか。最初は些細な興味から、そしていまでも関心の尽きない私が担当しているのが、点検(他工事点検)士という仕事です。東京ガスネットワークにおける他工事点検士が主に行うのは、ガス以外の他インフラ工事への立ち合い。工事会社とどのように工事を行うか打ち合わせをし、掘削時にはガス管を傷つけないよう細かく指示を出します。ガスの導管は水道や電気などの管とも近い位置にあるため、他のインフラ会社の方と情報共有しながら工事計画を進めていくことも重要です。工事が終われば、ガス漏れなどのチェックをして、完了。これらの業務内容を、振り分けられた担当地域の工事現場を巡回しながら行っています。多いときは、1日に10現場ほど。日々違う現場を見られるため、その都度知識と経験と面白さを、吸収している実感があります。

ガスのプロが鍛えるべきは、コミュニケーション力。

他工事点検士にとって、もっとも必要な能力はコミュニケーション力だと私は考えます。なぜかといえば、毎日異なる現場で、異なる会社の人たちと協力しなければならないから。工事のやり方も、一緒に仕事をする人のガスに関する知識も、バラバラだからです。わかりきったことでも、細やかに説明が必要かもしれない。相手の反応を見極めながら提案を変えたり、補足したりするべきかもしれない。どの現場でも絶対正しい対応なんてものはありません。その時々、「ガスのプロとして」どうするべきだろうと考えながら、現場の人たちと接する必要があると考えています。現場の方から「あなたがいてくれて助かった」と言ってもらえると、役割を果たせたと思えますね。次はどんな地下の様子が見られるかな。工事の担当者はどんな人だろうな。現場に向かう私はいつも、資料に目を通しながら興味津々。新鮮な気持ちで、仕事と向き合うことができていると感じています。

1日の流れ

8:45

全体会議

朝の全体会議から業務がスタート。共有事項の連絡や、担当現場への申し送り事項などを行います。その後、点検のための準備を各自行います。

9:00

社用車で現場へ

準備が出来たら現場へ向かいます。自分の担当するエリアで行われている工事現場をまわり、問題なく進められているか点検と注意喚起を行います。

11:00

報告はタブレットで

現場の点検が完了したら、その場でタブレットから報告します。この報告で、点検の質が分かると言われています。一日で2〜3件の現場を回ることもあります。

14:00

お父さんが貼った
Gマークシール

地下に導管があることを示すGマークシールを貼るのも点検の仕事です。街で見かけるとついつい子どもに「お父さんが貼ったんだよ」と自慢してしまいます。

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